傷ついた癒やし人となる ヘンリ・ナウエンの歩みと言葉(NHK宗教の時間)
迷いとともに生き、神と人間を愛した「弱虫の神父」の物語を受け継ぐ
オランダに生まれ北米を中心に活動した、20世紀を代表するカトリック司祭、ヘンリ・ナウエン。
司祭でありながら自らの孤独や不安などをありのままに綴ったナウエンの著作は、今も多くの人々の共感を呼び、読み継がれている。
傷ついているからこそ人は神の愛を自覚でき、そこから自分と他者へのいたわりが生まれるとする彼独自の霊性はいかにして形作られたのか。
彼の霊性は「癒やし人」であったイエス・キリストの姿といかにして結びつくのか。
傷ついたこころを抱え、居場所を見出しづらい世の中を生きる私たちは、ナウエンの言葉から何を受け取れるのか。
その生涯をたどりながら、彼が綴った愛と希望のメッセージの意味について考える。
著者:酒井陽介
上智大学大学院准教授、グリーフケア研究所所員。1971年神奈川県生まれ。イエズス会司祭。上智大学神学部を卒業後、教皇庁立グレゴリアン大学心理学研究科修士課程および博士課程を修了(心理学)。同大学講師を経て現職。専門は現代におけるスピリチュアリティ研究と、キリスト教信仰者の人物研究。著書に『ヘンリ・ナウエン 傷ついても愛を信じた人』(日本キリスト教団出版局)、『霊性 光輝く内なる言葉』(共著、教友社)など。
出版:NHK出版 (2025/3/24)
傷ついた癒やし人となる ヘンリ・ナウエンの歩みと言葉(NHK宗教の時間)
こちらの商品が
カートに入りました
傷ついた癒やし人となる ヘンリ・ナウエンの歩みと言葉(NHK宗教の時間)