知のアトラス 宇宙をめぐる教会と科学の歴史

  • 知のアトラス 宇宙をめぐる教会と科学の歴史
天動説から地動説への宇宙像の転換,
それはヨーロッパ人が信奉してきた世界を,
大きく揺るがすものであった。

アリストテレスの天動説は,聖書釈義と結びつき教会によって支持されたが,天体観測に基づき疑義が呈されるようになる。教会は地動説学者の書を禁書とし宗教裁判を行うが,実は徹底的に排斥したわけではない。むしろ神学において自然は『聖書』と同じく,神の啓示を記した書物とみなす伝統が存在しており,自然学的研究を行う聖職者も存在したのである──。
本図録では,古代・中世の宇宙像,天動説から地動説への転換,また地図集の誕生,身体という小宇宙についてキリスト教世界においてどのように探究が行われてきたのか,「アトラス(地図,星図,解剖図を含む図版集)」を紹介し歴史を展観する。
【2024年度西南学院大学博物館特別展オールカラー図録】

西南学院大学博物館研究叢書

B5判変形 並製 72頁オールカラー図録

発行:花乱社

知のアトラス 宇宙をめぐる教会と科学の歴史

1,100円(本体1,000円、税100円)

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