ヘーゲル全集 第11巻 ハイデルベルク・エンツュクロペディー

  • ヘーゲル全集 第11巻 ハイデルベルク・エンツュクロペディー
批判的校訂によるアカデミー版の成果を踏まえ,日本語版独自の編集により訳出,解説と詳細な注は新たなヘーゲル研究の基盤と最新のヘーゲル像を提供し,従来の関連作品を一新する待望の本格的全集である。

『ハイデルベルク・エンツュクロペディー』(1817)の後『エンツュクロペディー』第2版,第3版が出された。ベルリン版全集では第3版だけが収録されたが,2014年に自筆著作が刊行され,ハイデルベルク版がニュルンベルク期の哲学思索の総決算で,さらに関連自筆文書への関心と発展史的観点から第2版への展開が注目された。

「エンツュクロペディー」とは講義の手引きであり,講義を通して哲学体系が追求された。イェーナ期以来の長い講義活動におけるヘーゲルの哲学体系構築の営みは,哲学史体系を哲学体系への導入とする試みでもあった。

「精神とは何か」というヘーゲル哲学の根源的問いに対し,意識の経験として『精神現象学』(1807)が学の体系第1部に,『論理学』(1812-16)は第2部に置かれたが,『ハイデルベルク・エンツュクロペディー』では『精神現象学』は精神哲学の一部となり,当初の体系構想は崩れ,論理学,自然哲学,精神哲学の三部門を中心に,講義による体系化が探求されたが未完に終わった。

本巻は膨大なヘーゲルの自筆メモなど多くの資料を収録するとともに,綿密な注を付して,生動的に展開する思索の実態に迫る第一級の資料である。


凡例


哲学的諸学問のエンツュクロペディー要綱

 [序説]
 内容目次
 緒論

 �機]斥�学

 予備概念
 第1部 存在論
  A 質
  B 量
  C 度量
 第2部 本質論
  A 純粋な反省諸規定
  B 現象
  C 現実性(Die Wirklichkeit)
 第3部 概念論
  A 主観的概念
  B 客観
  C 理念

 �供ー�然哲学

 第1部 数学
 第2部 物理学
  A 力学
  B 元素物理学
  C 個体物理学
 第3部 有機体物理学
  A 地質学的自然
  B 植物的自然
  C 動物有機体

 �掘\鎖静�学

 第1部 主観的精神
  A 魂
  B 意識
  C 精神
 第2部 客観的精神
  A 法権利
  B 道徳性
  C 人倫
 第3部 絶対的精神


補遺

 (A)『エンツュクロペディー』 C. 精神哲学についてのメモ
  〔第1部 主観的精神〕
   〔A 魂〕
   〔B 意識〕
   〔C 精神〕
  〔第2部 客観的精神〕
   〔A 法権利〕
   〔B 道徳性〕
   〔C 人倫〕
  〔第3部 絶対精神〕
 (B) 「論理学・形而上学」講義のメモ紙片��
   1817年夏学期講義開始用メモ
   哲学生活への道
 (C) 「論理学・形而上学」講義のメモ紙片��
   論理学と形而上学との一体化
   普遍的なものの学としての論理学
 (D) 講義メモ(論理学・形而上学,自然哲学,人間学・心理学)
   「エンツュクロペディー」講義メモ
   シューバート著作をめぐって
   『エンツュクロペディー』第19節に関連して
   自然の3段階
   精神哲学第1部bについてのメモ
   『エンツュクロペディー』第322節以下についてのメモ
   『エンツュクロペディー』第320節・第321節についてのメモ
   『エンツュクロペディー』第321節についてのメモ
   『エンツュクロペディー』初版の第311節・第322節等についてのメモ
 (E) 『エンツュクロペディー』注解口述筆記ノート

 亡失稿報告
   1 『エンツュクロペディー』�兇離瓮睛兒翊屬弦�み私家本
   2 原稿


解説

 第1部 へーゲル哲学と『ハイデルベルク・エンツュクロペディー』
  �機仝渋紊肇悄璽殴訛侶�
  �供‥�学体系構想の変遷と『ハイデルベルク・エンツュクロペディー』
  �掘.悄璽殴襪療�学史体系と哲学体系との関係

 第2部 『ハイデルベルク・エンツュクロペディー』と『エンツュクロペディー』各版・『論理学』との異同
  �機―�説の異同
  �供―鈩世琉枡�
  �掘]斥�学部門の異同
  �検ー�然哲学部門の異同
  �后\鎖静�学部門の異同

 第3部 『ハイデルベルク・エンツュクロペディー』と補遺の文献資料上の解明
  �機 悒┘鵐張絅�ロペディー』第1版 1817年
   1 伝承資料
    (A)哲学的諸学問エンツュクロペディー要綱,ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリッヒ・ヘーゲル博士担当講義での使用のために,〔…〕ハイデルベルク,アウグスト・オスヴァルド大学書店,1817年。
    (B)メモ用綴じ込み頁を含む『エンツュクロペディー』冊子自筆メモにおける印刷テキストの校訂
   2 『哲学のエンツュクロペディー』成立史
    (A)エンツュクロペディー的な叙述の公刊計画と形成史
    (B)論理学部門の形成
    (C)精神哲学部門の形成
    (D)自然哲学部門の形成
   3 ハイデルベルクでの『エンツュクロペディー』を取り巻く状況
    (A)『エンツュクロペディー』刊行経緯
    (B)出版時の状況について
    (C)印刷状況について
  �供(箘笋砲弔い�
   1 『エンツュクロペディー』「�� 精神哲学について」の自筆メモについて
   2 『エンツュクロペディー』�靴砲弔い討離瓮眈楡�
    (A)伝承資料
    (B)メモ成立史
   3 「論理学・形而上学」講義のメモ紙片��
    (A)伝承資料
    (B)成立史
   4 「論理学・形而上学」講義のメモ紙片��
    (A)伝承資料
    (B)成立史
   5 講義メモ(「論理学・形而上学」講義,「自然哲学」講義ならびに「人間学・心理学」講義)
    (A)「エンツュクロペディー」講義メモ
    (B)シューバート著作をめぐって
    (C)『エンツュクロペディー』第1版の第311節・第322節などについてのメモ
    (D)『エンツュクロペディー』注解口述筆記ノート
  �掘)桓差栃鷙�
   1 『エンツュクロペディー』�兇砲弔い討猟屬弦�みのある私家本
   2 原稿

責任編集者あとがき
詳細目次(エンツュクロペディー)
人名索引/書名索引/地名索引/事項索引
訳者紹介


著者:山口 誠一 責任編集

シリーズ ヘーゲル全集
出版年月日 2019/06/10
ISBN 9784862852960
判型・ページ数 菊判・688ページ


出版:知泉書館

ヘーゲル全集 第11巻 ハイデルベルク・エンツュクロペディー

9,900円(本体9,000円、税900円)

購入数

カテゴリーで選ぶ

モバイルショップ

こちらの商品が
カートに入りました

ヘーゲル全集 第11巻 ハイデルベルク・エンツュクロペディー

ヘーゲル全集 第11巻 ハイデルベルク・エンツュクロペディー

商品合計 点 円(税込)

または、今すぐ購入

Amazon Payで決済中です。

そのままお待ちください。
決済が完了すると、自動で画面が切り替わります。