P. ティリッヒと近代ドイツの思想世界
著者がこれまで研究を進めてきた「現代神学」「東アジアと日本のキリスト教」「科学と宗教の関係論」および「ティリッヒ研究」の四つの領域が相互に緊密に繋がっていることを論じる。
はじめに
第一部 問いとしての近代とキリスト教思想
第1章 「近代」と「キリスト教」を問う─問題設定と方法
第2章 近代/ポスト近代とキリスト教─グローバル化と多元化
第3章 翻訳の時代としての近代─シュライマハーの翻訳論を中心に
第二部 近代ドイツ思想とティリッヒ
第4章 ティリッヒとカント─近代キリスト教思想の文脈から
第5章 ティリッヒとフィヒテ
第6章 ティリッヒとシェリング─ティリッヒの根本的問いと思想の発展史
第7章 前期ティリッヒとヘーゲル
第8章 ティリッヒとシュライアマハー
第三部 ティリッヒ思想の射程
第9章 ティリッヒと宗教社会主義
第10章 ティリッヒの生の次元論と現代科学
第11章 ティリッヒとその思想的遺産─生の現象学を中心に
付論1 キリスト教学研究室とティリッヒ─ティリッヒ歿後50年を記念して
付論2 ティリッヒ関連文献の書評
1.茂洋著『ティリッヒ神学における存在と生の理解』
2.石川明人著『ティリッヒの宗教芸術論』
初出一覧
文献表
あとがき
索 引
著者:芦名定道
出版年月日 2025/03/15
ISBN 9784862833938
判型・ページ数 A5・290ページ
関西学院大学出版会
P. ティリッヒと近代ドイツの思想世界